飛行機の機内が寒く感じられることは少なくありません。特にLCCはブランケットも温かい飲み物も有料なので、対策を怠ると長時間のフライトがかなりつらくなります。
日本からタイへの春の早朝便に乗ったときのこと。外の気温が穏やかだったので、軽い春物で搭乗したところ、機内は予想以上の冷え込みでした。寒さ対策で持ち込んでいた手元の薄手パーカーだけでは全然足りず、コーヒーを頼んでもすぐに冷めてしまい、結局は寒さに耐えながら8時間近くを過ごすことに。
その時あまりにもつらかったので、反省して防寒対策をいつも欠かさないようにしています。同じ路線でもしっかり準備したときは快適に過ごせましたが、隣の人は薄手の長袖で寒さに耐えきれず毛布をレンタルしていました。周囲にも半袖の人が多く、毛布の注文が相次いでいたのが印象的でした。
こうした経験をもとに、荷物を増やしすぎずに寒さをしのぐ方法を探してきました。今回はその中でも特に効果があったと感じた防寒対策をまとめています。

空調はちゃんと効いていてほしい、でも寒いのはつらい…というのは飛行機ならではですが、同じように困っている人の役に立ちますように!
なぜ機内は寒い?LCCとFSCで違いがある

飛行機の機内は、思った以上に寒くなることがあります。特に春や夏など、地上では軽装で快適でも、機内ではびっくりするほど冷え込む場面も珍しくありません。実際、行きの便は快適だったのに帰りの便は極端に寒かった…というように、同じ路線・同じ航空会社でも変わったりするのです。
こういった「読めない機内の寒暖差」に備えようと思ったとき、LCCとFSCの違いは防寒対策を考える重要な視点になります。

こういった「読めない機内の寒暖差」に備えようと思ったとき、LCCとFSCの違いは防寒対策を考える重要な視点になります!
LCC利用時は防寒グッズ必携
LCC(格安航空会社)では、ブランケットやホットドリンクがすべて有料です。機内が寒くても、何も準備していなければその場で毛布を借りるか、我慢するしかありません。
価格は路線や時期によりますが、ブランケットは600〜1,000円前後することもあります。手軽に借りられるとは言いづらい金額なので、寒さに耐えるか有料で借りるか、毎回迷うことになります。
短時間の移動なら我慢できても、長時間のフライトでは体が芯から冷えてしまい、後から疲れを引きずる原因にもなりかねません。何度かLCCに乗ってきた中で、やはり防寒グッズは手元に用意しておくのが一番の安心材料だと感じています。
FSCは毛布があるぶん安心でも対策は必要
フルサービスキャリア(FSC)の多くは、毛布や温かい飲み物を無料で提供してくれます。LCCと違って、寒さを感じたら客室乗務員にお願いできる安心感があります。
ただ、それだけに過信してしまいがちです。私自身、ブランケットをかけても寒さが残った便がありました。寒がりな身には、どんな便でも快適に過ごせるように、寒さ対策グッズはひと通りそろえておくと安心できます。特に長距離フライトや深夜便では、油断せずに防寒グッズを持っておくのがおすすめです。
寒さの傾向は航空会社によって違う
私が実際に搭乗してきた中でも、まったく寒くなかった便もあれば、ブランケットと上着を使っても冷えが残ったフライトもありました。同じアジア路線でも、航空会社によって機内の温度には意外と差があります。
さらに言えば、同じ航空会社でも行きと帰りで印象がまったく逆ということも珍しくありません。ブランケットが無料で提供されるFSCでも、「何もしなくていい」とは限らないと実感しています。それでも、航空会社ごとの過去の体験は次の旅行の備えをするときには参考にしています。
次の章では、それぞれの航空会社での寒さ体験をまとめています。これからLCCやFSCを利用する方は、ぜひ参考にしてみてください。

準備の目安として、ざっくり見ておくだけでも違いますよ!
搭乗した航空会社の寒さ体験まとめ

航空会社によって機内の寒さはかなり違います。同じLCCだったとしても、路線や時間帯によって印象が変わることもあったりと、これが正解!というのがありません。でも、ある程度どんな状況だったのかを把握しておくことで対処しやすくなります。
各航空会社の寒さ体験一覧
フライトの寒さは、同じ航空会社でも便によって驚くほど違うことがあります。ここでは、実際に搭乗した際の寒さの印象と、防寒対策の有無を一覧でまとめてみました。
航空会社 | 寒さの傾向 | 防寒対策 | 備考 |
---|---|---|---|
ベトナム航空 (Vietnam Airlines) |
全く寒くない | 特に不要 | 程よい室温で快適。飛行機が空いていた影響もあり? |
エアアジア (AirAsia) |
短距離便:寒くない 日本行き:非常に寒い |
長そでヒートテック、着圧ハイソックス、靴下用ホッカイロ必須 | LCCのためブランケット有料。現地から日本便は寒い傾向。 |
エバー航空 (EVA AIR) |
行き:寒くない 帰り:寒い |
特に不要だが寒い場合は毛布利用 | LCCではないためブランケット無料貸出あり。 |
タイ航空 (Thai Airways) |
行き:非常に寒い 帰り:寒くない |
ヒートテック、毛布、足用ホッカイロ推奨 | 同じ航空会社でも便により寒さが異なる。 |
アメリカン航空 (American Airlines) |
行きも帰りも極寒 | ボレロカーディガン、着圧ハイソックス、靴下用ホッカイロ必須 | 常に強い冷房で徹底的な防寒対策が必要。 |
対策の必要度は航空会社で大きく違う
あらためて振り返ってみると、LCCはもちろんですが、FSCであっても油断できないことがわかります。ブランケットがあっても寒さをしのぎきれないケースもあったりと、空調はほんとうに当たり外れがあると感じました。機内の寒さは運まかせな面もあるので、最低限の防寒グッズは持っておくと安心です。
アメリカン航空のように、長袖やヒートテックに加えてホッカイロも必要だった便もありました。これまでの経験から考えると、「少し多めに対策しておいて使わなかったらそれでよし」という気持ちで準備するのがちょうどいいと思います。

寒さで体調を崩さないように、しっかり備えて旅を楽しみたいですね。
絶対に準備したい防寒アイテム

LCCでは特にブランケットの貸し出しが有料のことが多く、寒さ対策は自分で行うのが基本です。ここでは、私が実際に持ち込んでよかったと感じたアイテムたちを、メリットと一緒に解説していきます。
ホッカイロ(貼るタイプ・靴用タイプ)

カイロは航空法上の危険物には該当しないため、機内持ち込み・預け入れのどちらも可能です。実際、小林製薬の『桐灰カイロ』のQ&Aにもその旨が明記されていました。
私自身は寒い機内で靴を脱いで持参したスリッパに履き替えることが多いので、『靴下に貼るタイプのカイロ』がとてもおすすめです。スリッパでは足元が冷えやすいため、じんわり温めてくれるカイロがあるだけで体感温度が大きく変わります。
かさばらず、使い捨てなので帰りの荷物にならないのも嬉しいポイント。寒さで足元が冷えると体全体が冷えやすくなるので、こういったアイテムでしっかり対策しておくと安心です。

特に私は末端冷え性なので、この足に貼るホッカイロが欠かせません。
軽量カーディガン・パッカブルダウン

リラックスしやすく、重ね着にも便利な軽量カーディガンやボレロは、飛行機での寒さ対策に最適です。私は袖がゆったりしたボレロタイプを選び、寒いときにはひざ掛け代わりにも使ったことがあります。
また、ユニクロなどで手に入る『パッカブルダウン』もおすすめ。小さくたためて荷物にならず、温かさはしっかりキープしてくれます。夏の搭乗でも機内でも体温が一気に下がるので、こういった軽くて暖かいアイテムは1枚あると心強いです。私は機内食を食べるときのことも考えて、このような襟のないタイプを常備しています。
着圧ソックス(ハイソックスタイプ)

足元の冷えとむくみ対策を同時に叶えてくれるのが着圧ソックスです。私はフライト時間が3時間を超えるときは必ず着用しています。
ふくらはぎまでカバーしてくれるハイソックスタイプなら、防寒効果も高く安心。スカートやパンツスタイルなら見た目も気にならず、おしゃれを妥協しないまま快適に過ごせます。
旅行中の移動時間にだけ使い、旅先で洗って使い回せるのもポイント。寒さで足元からくる疲れを防ぎつつ、スッキリした状態で観光を楽しめました。
その他の防寒グッズ(保湿マスク・ネックピローなど)

乾燥が気になる機内では、保湿マスクがあると喉の痛みや冷えを防げます。私は長距離フライトのときに濡れフィルター付きのマスクを使っているのですが、この前のフライトも乾燥が気にならず快適に眠れました。ぬれフィルターも零れるほどの水ではないので、機内で装着も手軽にできます。
ネックピローも実は防寒に役立つアイテムです。私は女性にも使いやすい小型のものを購入したのですが、首にフィットしてとても使いやすくておすすめです!首元を冷やさず、頭を安定させてリラックスできるため、寒さと疲れの両方にびっくりするほど効果ありでした。

通常のものは大きくて逆に肩が凝るため使う気になれなかったのですが、これに出会って手放せなくなりました!
まとめ:LCCでも寒くない旅を叶えるために

- Qホッカイロは飛行機に持ち込めますか?
- A
はい、持ち込み・預け入れどちらも可能です。
小林製薬の公式サイトでも問題ないと明記されており、安心して持っていけます。
- Qおすすめの防寒アイテムは何ですか?
- A
靴下に貼るホッカイロ&軽量の羽織りもの
スリッパ派には足用カイロが特におすすめ。薄手でも防寒力のある羽織なども1枚あると安心です。
- QLCC機内で無料で防寒できる方法はありますか?
- A
基本的には難しいです。
ブランケットなどは有料が多いため、自分で準備するのが一番の節約になります。
自分に合った防寒アイテムを用意しておけば、寒さに悩まされず、空の旅も快適に楽しめます。そのためにも、フライトの前のちょっとした準備が大切です。
そして、旅行中に「寒さの次に困ること」といえば、やっぱりスマホの通信環境です。地図を見たり、お店を調べたり、SNSを使ったり…旅先でもネットは欠かせません。むしろ日本にいる時より使っている気がします。
そんなときに便利なのが、SIMカードやWi-Fiルーター。それぞれにメリットがあるので、使いやすさや旅のスタイルに合わせて選びたいところです。寒さ対策同様に、渡航するたびに試行錯誤した通信環境の揃え方についてもまとめているので、こちらも読んでみてくださいね。
コメント